嘉永元年(1848)の宇古里という地に建立鎮座されました。地形が山あいのため流水に合うこと度々で、明治十九年、宇飛渡に鎮座の辺田神社と合祀となり遷座しました。
神殿の外を飾る彫刻物は、明治十九年、下田の宮大工の手によるもので、その精緻さは妙を極め、類を見ない文化財の価値あるものとして激賞されています。また、古くから安産の神として近郷の人々の厚い信仰を集めています。
6月下旬から7月上旬に行われる虫追い祭は、鐘、太鼓を打ち鳴らしに、稲作の豊穣を願って、害虫、害鳥を退散させる神事です。
例大祭は11月第2土曜日に催され、一人獅子2組、玉振り、笛、太鼓などが奉納されます。お祭りに備え、小学生・中学生が例祭10日前から合同練習を行います。
また、氏子祈願祭(12月上旬)、元旦獅子舞い、神待ち(10月末)などの各種神事も行われています。