3月も後半となり
そろそろ桜のシーズンの到来といった時期になりましたが、この時期になると個人的に何故か、下手くそなギターを集中的に弾くようになります。
世間的に卒業など旅立ちの時期となり、そのような歌や映像をテレビとかで見聞きして何となくノスタルジックになって、ついつい何か弾きたくなるという感じなのかもしれません。高校に入った頃に始めて、歴だけは積み重なって行くものの大して上達もせず、下手の横好きという程でもないままでしたが、高校を卒業してから実家を出て関西へ就職してからも、結婚して子供が出来てからも、ずっと家の中にはギターがあることが途切れることなく続いていました。
ギターを弾く人は分かると思いますが、弾く人の左手の指先にはギター蛸(タコ)が出来ます。指先で弦を押さえる事で皮膚が硬くなってくるのですが、さぼっているとその蛸も段々と柔らかくなって普通の皮膚の硬さに戻ります。定期的に弾き続けている人は硬いままなのですが、私みたいに何か月も弾かない時がある人間は、すぐに元に戻ってしまいます。
ギターを久しぶりに弾き始めると結構、指先がジンジンして痛いんです。ギターの弦はある程度の強さで押さえないと良い音が出ない為、弾き始めの時は指先の痛みを感じながら休み休み、ちょっと弾いては止めてを繰り返しながら、1曲通して弾き終える程度に戻るまで、私は結構時間がかかります。
春になり、また今年も指先の痛みを感じながら、いつまでたっても上手く弾けない自分に苦笑する季節になりました。
2024年 春 Y.
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